オリジンマテリアルズ、ペットボトルキャップを開発

カリフォルニア州ウェストサクラメントに本拠を置くオリジン・マテリアルズ社は、全ポリエチレンテレフタレート（PET）製ボトルキャップを開発し、これによりPET飲料容器の消費者リサイクルプロセスを改善できるとしている。

オリジンによれば、キャップはリサイクルされた内容のPETやオリジン独自のバイオベースPETなど、数種類のPETで作ることができるという。 同社は、ペットボトルのキャップは高密度ポリエチレン (HDPE) やポリプロピレン (PP) よりも優れた酸素および CO2 バリア機能も備えていると付け加えています。

カリフォルニア州の同社は、特許出願中の同社の設計は単一材料製品の生産を支援しており、通常、複数の材料で作られた製品よりもリサイクルが容易であると述べている。

「私たちは世界的な持続可能性の課題とそれを解決する機会を特定しました」と、Origin Materials の共同創設者兼共同 CEO である John Bissell は述べています。 「オール PET ボトルとキャップと密閉システムは、飲料の包装とリサイクルにおいて明らかに必要な次のステップです。」

オリジンマテリアルズ社は、この製品ラインは約650億ドル規模の世界のキャップ＆クロージャ市場で市場シェアを獲得する可能性があり、この市場は2030年までに960億ドルに成長すると予想されていると述べている。

「世界中の最高の材料やポリマーの科学者やエンジニアを一つ屋根の下に集めれば、こういうことが起こります」とビッセル氏は言う。 「私たちは単一材料ソリューションの明らかな必要性を認識し、チームの創造性がこの課題に立ち向かいました。 PET に関する私たちのチームの専門知識がリサイクルのこの大きな進歩につながったことを誇りに思います。」

同社は、ボトルの回収可能性とリサイクル可能性を奨励するために設計されたキャップテザリング義務により、オリジン社の PET キャップとキャップの需要がさらに増加する可能性があると述べています。 テザリング義務では、ビーチや海のプラスチックごみを減らすことを目的として、開封後および製品のライフサイクル中、キャップをボトルにしっかりと取り付けたままにしておくことが義務付けられています。

従来のキャップはリサイクル時にペットボトルから分離する必要があるが、オリジンのペットキャップはつながれた容器から分離する必要がないため、「簡単かつ簡単に」リサイクルできると同社は述べている。